ゴミの処理

使い終わった電池の正しい捨て方

 
丘咲マリ
投稿者 丘咲マリ. 更新された: 16 1月 2017
使い終わった電池の正しい捨て方

みなさん、使い終わった電池はどのように処分していますか?

電池って、不燃ゴミ?有害ゴミ?・・何ゴミになるんだろう? 袋か何かに入れて捨てればいいのかな?

なんて、悩んで考えて結局、そのまま捨てれない使い古しの電池が家に溜まっていったりしていませんか?

私も、そんなうちの一人でした。でも、電池の捨て方は、そう難しくはありません。電池の種類や安全性を確認して、きちんと処理すれば簡単に捨てることができるのです。

それでは、ここで電池の正しい捨て方について見ていきましょう。

出典:roomx.jp

従う手順:
1

電池は、種類によって捨て方が違ってきます。

そでれは、まず、一般的によく使用されているアルカリ電池やマンガン電池、リチウム電池といった筒方電池の捨て方を見ていきましょう。

これらの乾電池は、テレビなどのリモコンやおもちゃ、時計などに使われているため、普段、購入し使用する機会の最も多いタイプの電池ではないでしょうか。一度使い切ったら捨てるこの様なタイプの電池は「一次電池」と呼ばれており、各自治体の指示によってゴミ回収に出すことが可能です。

多くの自治体で、有害ゴミや不燃ゴミ、資源ゴミといったゴミとして捨てる様に指示しています。各自治体によって異なるので、お住まいの地域で確認してみてください。

では、捨てる時の注意点を紹介していきましょう。

・まず、必ず捨てる乾電池の中に残量がないか確認してください。なぜなら、残量があるまま捨ててしまい、缶などと接触してしまったら発火してしまう恐れがあるからです。

・次に,乾電池をクリップやヘアピンなどの金属製のものと一緒に捨てないで下さい。なぜなら、金属は電気を流すため、ショートして大きな電流が流れてしまうと発熱し発火してしまう危険があるからです。

・最後に、捨てる時は、残量の有る無しに関わらず、電池と電池が触れ合ってショートしないように必ず絶縁してからゴミに出して下さい。絶縁は、電池のプラス極とマイナス極の各電極部分にセロハンテープやビニールテープを貼って絶縁できます。

※乾電池の残量の確認方法には、電池チェッカーやテスターを使って確認できます。また、ちょっとした裏技で、乾電池を垂直に落として確認する方法もあります。この場合、残量がなければ倒れてしまいます。

また、使い終わった乾電池を家電量販店や時計店などの乾電池回収協力店に持っていくといった処分の方法もあります。

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では、次にボタン式の電池の捨て方を見ていきましょう。

車の鍵や時計などに使用されているボタン式電池。このボタン式電池には、アルカリボタン式電池や空気亜鉛電池、酸化銀電池といった種類がありますが、微量の水銀が含まれています。水銀は、人体や自然にとって有害な物質のため、回収して正しく処理をしなければなりません。

ですので、ボタン式電池を使い終わったら、電極部分にセロハンテープなどを貼って絶縁状態にし、家電量販店やホームセンターなどの回収ボックスに捨てましょう。

3

最後に、小型充電式電池の捨て方を見ていきましょう。

小型充電式電池には、ノートパソコンやビデオカメラなどに利用されているリチウムイオン電池、誘電灯や電動工具などに利用されているニカド電池に、電動アシスト自転車に利用されているニッケル水素電池といった種類があり、充電して繰り返し使えるといった特徴をもっており「二次電池」と呼ばれています。

小型充電式電池は、他の乾電池と違いリサイクルして再利用できるため、多くの自治体が、リサイクルするための回収ボックスを役所などに設置しています。

また、こちらも他の電池同様に、家電量販店やホームセンターなどに設置されているリサイクルボックスに持って行くことが出来ます。リサイクルする時でも、もちろん電極部分に、セロハンテープやビニールデーブなどを貼って絶縁状態にしてからリサイクルにまわして下さい。

※電池と電池が触れ合って、発火してしまう危険性があるので、リサイクルボックスに持って行く前の、袋などに溜める状態の時から絶縁状態にしておきましょう。

ニカド電池は、500回以上の充電と放電が繰り返される、とても経済的な電池ですが、使えなくなった後は、スプーンやフォークへとリサイクルされることもあるそうです。

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余談ですが、車のバッテリーは、回収を行っていない自治体が多いようです。

カー用品店やホームセンターなどで、新しいバッテリーを購入する際に、古いバッテリーを引き取ってもらえる様ですので、購入時には、古いバッテリーを忘れずに持って行ってください。

5

どうでしょうか?きちんと分別し処分できそうですか?

・電池の種類別に処分すること

・処分する時は、必ずセロハンテープやビニールテープなどを電極部分に貼って絶縁状態にすること

・リサイクルが可能な電池はリサイクルすること

基本的には、これを守って各自治体の指示に従って処分すれば大丈夫です。

ただ、自治体によって処分方法が違うため、ホームセンターや家電量販店に行く機会の多い方は、その時に処分したい電池を持って行くのがいいかもしれませんね。電池の回収ボックスを置いているお店や店舗などは、インターネットで調べることができます。

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