お布団の正しい干し方
布団を日中の日差しで干すと、ほかほかでふんわり、お日様の香りのする気持ちの良い状態で休むことができます。布団は、どのように干したら効率的に心地いいお布団に干せるのか、見様見真似でしか行っていないのではないでしょうか。
正しく布団の干し方を覚えて、より快適な睡眠を取れるようにしましょう。
- ・布団の種類をしる
- ・布団を干す基本
- ・綿布団の場合
- ・羽毛布団の場合
- ・羊毛布団の場合
- ・布団が全く干せない場合
- ・アレルギーや忙しさで外に干せない場合
- ・丸洗い(業者に丸投げ)
- ・布団袋の活用
- さいごに
・布団の種類をしる
使っている布団には、種類があります。面布団、羽布団、羊毛布団などが主にあげられます。どの布団を使用しているかまずは知ることから始めてください。
布団の種類によって少し干し方が変わってきます。
・布団を干す基本
夏場の布団干しは、午前中日が高くなる前に干すことをオススメします。干す時間は、片面1時間程度にし、合計2時間を目安にしてください。
お日様での殺菌は、最低30分程度といわれていますので、片面1時間であれば十分殺菌もれてた状態になります。それ以上の時間、天日に干しているとバサバサになった布団になってしまったり、しっとりした布団になってしまいます。埃が気になる場合、お手持ちの掃除機をかけてみて下さい。だいぶ改善されると思います。
今は、布団専用の掃除機もありますが、天日干しをすること前提であれば家庭用の掃除機でも十分です。
・綿布団の場合
綿布団の場合、こまめな天日干しが清潔に長く布団を使うコツといえます。
綿布団の特徴としては、干しすぎるとパサパサしてしまう!という事です。敷布団ですが、湿気がたまりやすい、肌に触れる側面を初めに太陽に当てたほうが良いようです。1時間程度でひっくり返し裏面もほしますが、肌に触れる部分から干してください。
また、時間がなく2時間は干せない場合、肌に触れる面だけを干すという手もあります。裏面も干したほうがよいのですが、時間がない忙しい毎日ではそんな時間を取る余裕がない日もあります。そういった場合、肌に触れる部分を干すようにしてください。
布団をたたいて埃を出す人もいるようですが、布団を痛める原因になります。できるだけたたくことは避けましょう。埃が気になる場合は、表面だけを掃除機で吸い取ると効果的です。
・羽毛布団の場合
軽くて温かい羽毛布団。価格もピンからキリまで存在しますが、どれも暖かく軽い為、扱いやすいお布団です。軽さや暖かさだけでなく羽毛布団は、維持方法も簡単です。羽毛布団は、風通しの良い日陰に、一定の期間を開けてときどき干せばOKです。
窓を開けて風を通すだけでも十分だという方もいますが、やはり1か月に一度程度殺菌を行うためにお日様の下に天日干しをしてください。干す時間は、やはり片面につき1時間程度を目安としてください。
綿のお布団でもたたくことは避けるようにとのことでしたが、羽毛布団は、なおさらたたいてはいけません。折角のふんわり感が台無しです。
・羊毛布団の場合
肌な馴染みのよい羊毛布団ですが、こちらも風通しの良い場所で、日陰干しを時々する事と、1か月に1度程度お日様の下に干すだけでお手入れとしては簡単です。
こちらもやはりたたいてはいけません。折角の質感が台無しです。羊毛布団も羽毛布団同様、風の風を通すだけでも十分ですが、裏表両面風に当てることをオススメします。羽毛布団よりも風通りを必要とするからです。
・布団が全く干せない場合
毎日布団をめくり、湿気を取ってください。万年床は、NGです。少しでも湿気を逃がして、風を通す努力をしてください。
また、小さな努力ではありますが、今日は足部分をめくる、明日は頭の部分をめくる今日は右側と左側とめくり位置を変えることで湿気も逃げやすくなります。
また、干すことは難しくても、シーツやカバーを交換することはできると思います。できるだけこまめに交換し、湿気を持たせないように清潔に保ってください。ベットに布団を敷いている場合も同様に、湿気を逃がす必要があります。
実践してほしいです。
・アレルギーや忙しさで外に干せない場合
アレルギー体質で外に干すことが難しい私も愛用していますが、布団乾燥機が大活躍です。布団の種類も選ぶことができ、乾燥時間も選べます。冬の時期は湯たんぽ代わりにもなりますので、寝る3時間前にセットして暖かい布団に寝るようにしています。夏場は、午前中に布団乾燥機をかけ冷めた状態で布団に入るようにしています。
布団を乾燥させてくれるだけでなく、タニ対策をしてくれる機能もついておりお値段以上の価値だと感じています。最近は、布団乾燥機プラス布団用掃除機を使うことでより快適に睡眠をとることができています。タイマーをかけていくだけの布団乾燥機は、忙しい人に一人暮らしの人にお勧めです。
また、干せない条件がそろっているのであれば、面お布団から風を通るだけでも十分な羽毛や羊毛布団への買い替えも検討してください。干す必要の少ない布団を選ぶことで負担は減っていきます。
・丸洗い(業者に丸投げ)
綿布団でどうしても干せない場合、業者にクリーニングを依頼してきれいにしてももらう方法もあります。ネットが普及し簡単に依頼できるようになりました。プロに任せればダニや臭い対策もしてくれますので非常に簡単です。ですが、クリーニングの最中用の替えの布団が必要になります。
場所を取ることになりますが、替えの布団を用意しておかないと床の上に寝ることになりますのでご注意を!
・布団袋の活用
布団袋というものがアレルギー体質やその他の対策として使われる方が増えています。布団を指定の袋に入れて干すのですが、太陽の熱で内部が高温になりダニ対策にもまります。
布団乾燥機よりも安価で購入することができますので、アレルギーの方でも、お日様の下に干した布団で休みたい!と思っている方にはお勧めです。
さいごに
布団を干すという普段の行動にも知らないことが多々あります。ベランダや干すスペースがない場合、X型の布団干しを使い、風通しと日当たりを両方確保したりと工夫をすることで、ダニ対策や雑菌対策をすることができます。
安眠のためには、まずは気持ちの良い寝床つくりから始めてみて下さい。
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