マスクやエコバックなどに使われる不織布の洗濯方法
「不織布」というのが、最近はいろいろな所に使われるようになりました。紙の軽さ、手軽さと布の強さを一緒に合わせたような「不織布」です。最近で言えば、マスクやエコバックやショップからもらうバックなどにもよく使われていますよね。本当に軽くってその割に強く耐久性があって、引っ張っても大丈夫ということで、使いやすくて便利な素材です。
この便利素材が洗濯できるとなったら本当にとっても嬉しい事です。今は使い捨てのような感覚の不織布の上手な洗濯法があればずっと使い続けることができます。そういえば、以前まではマスクと言えば、布マスクが主流でしたが、今はいつの間にか「不織布」のマスクが軽くてかさばらなくて主流になってきていますね。そんな身近な素材となった「不織布」って一体どんな素材で、「洗濯も可能?」という疑問について探ってみます。
従う手順:
「不織布」って?
一般の繊維は、繊維を織って作っているのに対し、織らないで作っているのが「不織布」です。その字が示す通りの素材ということです。なぜ織らなくても布のようになっているのかと言うと熱や機械的・科学的な作用で接着させ絡み合わせているから布になっているそうです。織るのではなくくっつけたり、絡み合わせているだけということです。よく「不織布」を破ろうとしたりすると絡み合ってグシャグシャになっている繊維を実際に見たことがありますよね。
広い意味ではフェルトもこの仲間だそうで、「不織布」の歴史は20世紀に入ってからと最近となっています。「不織布」の方が、普通の織った布よりも繊維が織られていない分フワッとしているのも一つの特徴ですよね。金属や木からプラスチックに多くの物が変わっていったように、もしかすると布や紙、プラスチックに変わって「不織布」が幅広く使われる可能性もこれからはあるかもしれません。例えば、「不織布」の帽子とか作られていったら軽くていいですよね。
出典:micro.oblog.jp
「不織布」は洗濯できる?
「不織布」がどのように作られているのかと言う過程や繊維の絡み具合の写真を見ると、洗濯ってどうかなあと想像して心配してしましますよね。そんな未来の素材ならなおさら洗濯できてほしいと思うのですが、調べると「不織布」も優しく洗えば洗濯できるようです。ただ、下記の注意が必要です。
毛羽立ったり、シワシワになったりしますので、優しく洗濯ネットなどに入れてそっと洗います。
出典:blog.goo.ne.jp
脱水は1分程度に軽くします。
アイロンはかけると熱で接着剤が溶けてしまいますから、かけないようにします。
毎回洗濯をすることを前提に使って頻繁に洗濯することはやめましょう。
マスクの場合は不衛生になりますから洗濯して使わないようにしましょう。
以上のような注意が必要で、元々は洗濯するようにはできていませんから、あまり多くは洗濯ができないと思う方が無難です。やさしく洗ってみて大丈夫の様でしたら、何度か洗う事も可能でしょうが、洗う際の保証はあまりできないという気持ちでお願いします。
「不織布」は洗濯にはあまり向かないことがわかりました。ただ、洗濯をするなら、優しくということですね。これからはアイロンもかけられ、接着剤が溶けださないような「不織布」か、洗っても繊維が傷まない「不織布」が作られることを願います。軽いのに丈夫という素材なので、ついつい日常的に使って洗いたくなることも確かです。最近ではショップでもらう可愛くておしゃれな色のデザインのバッグや100均のバッグも「不織布」が多く、結構人気です。かわいいのでついつい大事に長く使いたいと思ったりします。使い捨てではもったいないので、お気に入りは、そっと優しく洗いながら長く使ってみるのもいいかもしれません。
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