クリーニング屋要らず!ネクタイを自宅で洗濯する方法
ビジネスマンにとってのお洒落アイテムでもあるネクタイですが、実は管理は難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
汚れが目立ってきたらクリーニングに出すということを繰り返しながら使っているビジネスマンが大半です。クリーニングが面倒くさい!と自宅で洗った結果、ボロボロになり、買い替えを余儀なくされた経験を持つ人は少なくないはずです。
ビジネスマンを旦那に持つ奥様にもネクタイの管理は、死活問題ではないでしょうか。クリーニング代を節約する為に自宅でメンテナンスできたらいいのにと思っているのではないでしょうか。
実は、ネクタイを自宅でメンテナンスすることができるのです。その簡単なやり方を書き出してみました。
従う手順:
ネクタイは水洗い禁止です。生地が非常に繊細なだけでなく、中には芯と呼ばれる生地が入っており、水洗いすることで縮むのです。縮んだものを元に戻すことは不可能ですので、水洗い、洗濯機での丸洗いは避けましょう!
また、どんなに素敵なネクタイをしていても洗濯機で洗ったものは一目瞭然わかってしますのです。わからないだろう!と思っているのは当の本人たちだけです。
準備するもの
- 洗うネクタイ
- ベンジン(エリモトでもOK)
- 液体洗剤
- 洗面器(洗面台でもOK)
- アイロン
- 当て布
- ヘラ(あってもなくてもOK。あったら便利というだけです)
ベンジンももしかしら自宅にあるかもしれませんので、探してみてください。エリモトと書いてあるパッケージがあれば「ベンジン」かもしれませんので確認してみてください。
余談ですが、学生時代セーラー服や学ランを着ていたお子様がいる場合や自身が着ていた場合メンテナンスのために持ち合わせていた可能性が高いです。毎日着用するのにクリーニングに出せるチャンスは年に数えるほどなのです。今は、自宅でメンテナンスができる素材になっているそうですが、10年以上前はそういう素材ではありませんでした。こころあたりがあれば、探してみてください。
洗い
洗面器(洗面台)に50度のお湯は張ります。手を入れてみて多少暑いと感じる温度です。液体洗剤を1%と入れるとされていますが、面倒くさがりの私は、キャップの一番下のメモリまで行かないくらいの液体洗剤を使用しています。
1%の洗剤を入れたら、洗うネクタイを10分ほど浸します。ゆっくりと、優しくもみ洗いしてください。そうすることで、皮脂やシミなどが浮いてきます。お湯が汚れ着たと感じたら、新しいお湯と変えるようにしてください。
お湯が汚れなくなったら、洗いは完了です。
水気を切る
次に、水気を切りますが雑巾のように絞ってしまっては、折角丁寧に選択した意味がなくなってしまします。
両手でネクタイを押すように水気を切ってください。掌でネクタイを握らず洗面器に押し付けるように水気を取ってください。
ある程度水気が取れたら、乾いたタオルに挟んで再度押すように水気を取ってください。バスタオルだと面が大きく吸収性もよいので便利です。
ハンガーにかけて陰干し
水気がなくなって来たら、ハンガーにかけて陰干ししてください。このとき、針金ハンガーよりも肉厚なハンガーの方が折りシワができにくくなりますので、肉厚のの物を選んでください。また、日陰干しとはいっても色あせを気になるところです。裏面にして干すようにしましょう。
干す時間
干す時間は、半日から一日です。日の高いうちに洗濯すると半日ほどで乾きます。
陰干しの場所ですが、できるだけ屋外を避け屋内に干すようにしてください。
紫外線に弱い生地は、色あせの原因となりますし、色むらがでたり、日焼けしてしまったりします。そういったトラブルを避けるためにも、屋内干しをお勧めします。
アイロン
乾いたらアイロンの出番です。アイロンの温度は、高温を避け低温から中温が適しています。シルクやポリエステルは高温ですと溶ける可能性があります。当て布があるからと安心せず温度は守るようにしましょう。ウール素材の物も高温になりすぎないよう160度程度にとどめるようにしてください。
食べこぼしやインクの染み
ネクタイに食べこぼしやインクの染みができた場合、ベンジンをなじませることで汚れを取ることができます。ベンジンか可燃性ですので風通しがよい場所で使用するようにしてください。また、周りに火の気がないかを確認することも忘れずに行ってください。
ベンジンをコットンに取り汚れに叩き込むようにするか、直接少量のベンジンをスプレーするかして汚れを浮かせてください。浮かせたあとは、汚れていない乾いた布で再度同じ作業を行ってください。
ネクタイを長持ちさせる
ネクタイを長持ちさせるには、毎日同じものを身につけないという事です。毎日洗えるものではありませんので、ついつい同じネクタイを何日もしてしまうという事はありませんか?それは、ネクタイを痛める原因となりますので、できるだけ休みん日を作るようにしましょう。
2本のネクタイを使いまわすときは、一日おきに付け替えるようにしてください。一日使ったネクタイは、一日休ませるという感じで使いまわすことで、ネクタイの寿命が延びます。使ったネクタイはハンガーにかけ日陰に干しておくことで劣化を防ぎ型崩れによる劣化を防止することができます。長く使わないのであれば、干しておくよりもロール状に丸めて箱に保管することで色あせ防止になります。
長く使わないネクタイは、手入れをし、汚れのない状態で保管しましょう。いざ使うときにカビまみれになっていては、使いたくても使えません。綺麗にしてから保管してください。
洗えるネクタイ
一人暮らし、単身赴任でどうしてもネクタイの手入れが面倒な場合は、洗えるネクタイというものも販売されています。やはり、洗濯できないものに比べれば、少々薄くテロンとした記事であることと芯がない分、重厚感に欠けますが洗えることを考えれば十分です。お値段も1980円程度からありますので、お求めやすい価格です。
ですが、やはり定期的な交換は必要となります。独身や単身赴任だけでなく、就職活動をしている学生にも洗濯できるネクタイは魅力的です。洗濯のあとのアイロンがけを忘れずに行うことで、だらしなく見えることはありませんのでご安心ください。
最後に
ワイシャツやスーツに比べると疎かになりがちのネクタイですが、実は一番のおしゃれポイントになる箇所です。おしゃれポイントにも関わらず、何かを忘れがちなのもネクタイです。スーツ上下で1500円程度のクリーニング代に対して、ネクタイ1本500円となるとクリーニングにだすことをためらいますよね。
お気に入りのネクタイを長く使うために、自宅で簡単にできるネクタイのお手入れ法を知って保管するようにしましょう。
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